★住宅業界の問題から学ぶ

2009年04月02日

新しい建築士制度は何のためか?

「どう読む?「新しい建築士制度」の新聞広告」

と題された記事が、日経BP社のホームページ上に掲載されてました。

 

私も新聞で見かけたのでちょっと気になり、この記事もじっくり読んでみたら・・・

 

読者からのご意見とやらには、毒がいっぱい。

 

まぁ、言いたいこともその気持ちもわかるんですけどね。

 

新聞に広告掲載した 一般社団法人 新・建築士制度普及協会 も 新しい建築士制度 にも、良いとか悪いとかの前に、なんのために設立したのか、新制度普及なのかもっと見せてほしいです。

 

そもそもこの記事や意見に、大事な人を忘れていますよねぇ。

 

誰一人として、構造偽装問題の犠牲になり、今なお金銭的にも精神的にも被害を被った方々への思いやりの気持ちや言葉は発せられていませんが・・・

 

なんで新制度を作ったのかと言えば、あの事件があったからでしょう。

 

もう二度と犠牲者を出さないために、今自分にできることは何か。すべきことは何か。

 

を忘れこのような批判をしていたら、問題を起こした会社と同レベルなのでは??

 

業界がこんな意識では、犠牲者がますます救われないよなぁ、と思うのは私だけでしょうか。

 

少なくとも私は身の回りの友人や知人に、業界のダーティーな話もたくさんしますし、家づくりをするなら信頼できる人を探す手間を惜しまないことが何より、と伝えています。

 

作り手の意識も変革が必要なように、お客さまも安易な口車に乗せられないよう、自分の頭と体をめえいっぱい使って信頼に足る相手を探し続けるガッツが必要だとも思います。

 

協会や新制度ができた=問題は二度と起こらない

 

という単純な図式になるとは思えませんが、これに何を足したり引いたりしたら、限りなく問題が起こる可能性をゼロにできるのか。

この議題こそ、討論されるべきではないでしょうか。

 

自分はまともだから関係ないとか、なんでこっちの締め付けがきつくなるんだ。

実際には業界からそんなことばかり聞こえてきます。

 

傷つき、恥かしい思いをし、いま尚あの事件で多くの方々が苦しんでいます。

そんな人たちを目の前にしても自分に関係ないと言えるのだとしたら、設計士としてより、人間としてどーなんでしょう。

 

直接事件に関与してなくても、業界に携わるものとして、他人事ではいけませんよね。


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2009年03月28日

アーバンエステートの民事再生に思う

埼玉を中心にローコスト注文住宅を請け負っていたアーバンエステートが、事実上倒産しましたね。

 

大手と言われてますが、創業は2002年と歴史の浅い会社なんですよね。

着工棟数が多いから大手、と表現するのもどうなんでしょう。

新築は新しい材料で一から建てるから簡単です。

でも歴史がないってことは、引き渡したお客さんの住まいの経年変化を見た期間も短いですから、力量としてはねぇ・・・

それでも売上げが良ければ大手になる今の社会システムって、怖いわぁ。

 

大手と言われているから安心 なんてお客さまにも単純に思わないでほしいですよね。

売上の数字が良いのと、現場での力量があることは必ずしもイコールになりませんから。

 

そしてまた富士ハウスのように、支払済みで未着工という物件がどのくらいあるのか。

完成保証をしていたようですが全物件が対象となっているか、今のところわからないようです。

被害者が出ないことを祈ります。。。。。

 

今後このように倒産する住宅会社が増えれば、支払済み未着工物件がさらに増えるかもしれません。

そういう被害者を今後出さないために、あなたに対策が打てるとすれば、

 

自社が万が一倒産したとき、どう対応するか

 

を考え、その対応を公表しておくくらいのことをしてもいいかも。

そんなことを考えること自体、不謹慎だとお怒りになる方もいらっしゃいますが、

 

倒産しないという保証は、どんな規模の会社にもありません。

 

倒産する可能性も、倒産しない可能性も、どちらも同じようにあるはずです。

可能性として捉えるなら、どちらも50%ずつあります。

 

だから本当にお客さまのことを思うなら、最低最悪の事態としてどんなことが予測できるか。

またその予測に対して、どんな対策を打っているのか。

 

を冷静に考え、伝えておくことも思いやりではないでしょうか。

 

最高の状態はどんなであるか、最低の状態がどんなであるか、今こそ、そのどちらもバランスよくPRすべきときですね。

 

人生に良いことばかりが起きないように、事業もまたしかり。

そのどちらも含むことを前提で事業をしてこそ、バランスのとれた経営者として磨かれると思います。

 

アーバンもバランスのとれた経営をしていたら、こんな風に10年もたたないうちに倒産してないだろうなぁ・・・・・・


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2009年03月14日

富士ハウス破産その後2

富士ハウスの破産により、深刻なローン負債を抱えてしまったお施主様の話がこちらのブログ(住まいの水先案内人さん)に掲載されていました。

 

家は手に入らずローンだけが残るのか…と思うと悔しいです。
こんな理不尽な事が許される世の中が憎らしいです。

 

悲痛な叫びで、心が痛みます。

 

なぜローンだけが残るのか・・・

それは、日本がリコースローンを採用しているからではないでしょうか。

他の先進国はノンリコースローンですから日本くらいでしょうか、リコースローンなのは。

 

今回のような引渡し前の悲劇がリコースローンだったら防げたのかは、定かではないですが、

 

1.5%の円高差益還元の言葉につられて、着工前にほぼ全額支払いました。

 

ともありましたので、富士ハウスが美味しい言葉をぶら下げて、本来支払う時期ではない時に支払を誘導したことが悲劇を招いたのは明らかです。

 

直接このお施主様を救えずとも、私たち業界に携わるものとして、今後同じような悲劇を生まないために少しでもできることは、

 

支払方法、その時期について、なぜその方法か時期なのか、をきちんと説明する。

そしてそれが安易に、施工業者の一方的思惑で変わるものではないことも説明する。

 

引渡し前に全額を振り込むなど、本来あり得ないですが、一般に知られてないのでしょう。

そういうことも折に触れてお客さんにお話しすると良いと思われます。

もっと一般に広く知られていたら、支払いの話を友人とした時にでも、「それはおかしいよ」と指摘される機会が増えるでしょうし。

 

またなぜわが国ではリコースローンを採用し続けなければいけないのでしょう。

なぜノンリコースにできないのでしょうかねぇ。

 

こういうことこそ、もっと議論されて良いのになぁと思います。

日本がリコースローンを採用した経緯は、こちらに詳しく書かれていますので、ぜひご一読ください。


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2009年02月24日

富士ハウス破産その後

先日お伝えした富士ハウス破産その後、がこちらに掲載されてました。

それによると、顧客救済弁護団が結成され、

弁護団の青山雅幸弁護士は、「破産手続き開始の直前に、多額の工事費を請求されて支払ってしまった被害などを訴える顧客が続出している。こうした点からみると、旧経営陣に過失があった可能性は濃厚だ」と話している

 

工事費の支払い方法を決めてなかったのか、決めていても破産前だからやけくそだったのか、いずれにしても破産前に工事費を請求していたのは悪質さを感じます。

 

お客さんもその請求に従ってしまったのは、どのタイミングでどのくらい支払うかということに関し、基準となる考えを知らなかったのでしょう。

 

一生に一度のことかもしれませんから、車のローンと違ってどんな支払いが普通なのか、一般的にも知られてないですものね。

 

この件については新建ハウジング編集長のこちらのブログにあるように、住宅リフォーム・紛争処理支援センターが住まい手に注意を促しています。

 

振り込め詐欺じゃないけれど、自分の身近や自分自身に降りかからないと、人間なかなか前もって注意できません。

まさか自分にそんなことが起るなんて・・・・と、たいてい他人事です。

 

だから一人でも多くの工務店・ビルダーの方々が、お客さまにこうした注意を促してあげないとね。

それには、支払い方法についてHPなどに、明示しておくことが大事ではないでしょうか。

 

お客さんからすれば、色んな建築会社を検索しても、どこの会社にも同じような支払い方法が書かれていれば、そういうもんだ、とわかるでしょうから。

 

直接富士ハウスの被害に遭われたお客さんを救うのは難しくても、二度と悪質な請求に引っかからないよう、広く一般にこの業界の支払い方法を知らせてあげることはできますよ。

 

刑事責任にもなりそうなこの事件、ますますその後が気になります。

 

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2009年02月14日

富士ハウスの破産から考えるべきこと

超長期住宅先導的モデル事業に採択された1社だった富士ハウスが、破産手続きを始めました。

こちらの記事によると

 

破産手続き開始時点で未完成だった富士ハウスの着工済み物件は728棟に上っている。

ほかに契約済みの未着工物件が806件ある。

25日時点で、異業種の企業がスポンサーになり、工事を引き継ぐ新会社を元社員に設立させる動きが進行中だという。

 

未着工物件のお客さまは、さぞや不安な日々をお過ごしと思われます。

どうなるのか業界に携わる者としては、他人事ではないですよね。

工事を引継げることになったのかどうかなど、経過を取材してもらって業界紙にも告知してほしいです。

これから同様の問題は増えるでしょうから、その後どうすればいいか、どうしたのかなど、情報はどんどん流してください。

 

やっぱりこの業界も、セカンドオピニオン制みたいなものができるといいですね。

お客さまがどこかの会社で建てることを決める過程で、営業とかそういう観点ではなく、業界を良く知る立場から冷静な考えを述べる機会。

自分以外の会社に気持ちが傾いたお客さんと話す際には、競合として張り合うのではなく、

 

気になることや、不安なことを受け止めてあげる大らかさ

相手の会社の悪口はやめて、その会社について知っていることを正直に話す潔さ

 

そんな姿勢でセカンドオピニオンを述べるビルダーや工務店がいたら、富士ハウスの未着工物件のお客さま数は、もう少し減っていたかもしれません。

 

病院だってセカンドオピニオンを認め始めているのだから、住宅業界だってやれないことはないでしょう。

ローンを組んでまで建てるのだから、セカンドオピニオン制があっても当然ですよねぇ。

 

いずれにしても、富士ハウスの未着工物件のお客さまの、その後は気になります。

耐震偽装の際、購入者に自己責任を押し付けて二重の債務を背負わせたり、精神的に大きなダメージを負わせてしまったことを忘れてはいけませんよね。

この会社を信じて契約したお客さんに罪はありませんから、かれらを二の舞にしないためにも、無関心はいけないと思います。


マザー・テレサいわく「愛の反対は憎しみではなく、無関心」

 

自分には関係ない、という態度だけはしないように気をつけましょう。

 

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




人口減少、空き家の増加、職人不足などなど業界を取り巻く環境は明るくはありません。

だからこそ、スピリチュアルな視点でのサポートを通じ、心のあり方が自分を取り巻く環境を変えていけることを、一人でも多くの方に体感いただきたいなと思います。


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