2014年11月18日

景観よりも経済復興の責任は誰に??

前回から引き続き、「1住宅=1家族」システムが継続されてきた背景をこちらから紹介しますね。




四番目は記憶です。
私たちの生活環境は、たんにいま現在の中心であるだけでなくて、私たちが共有する記憶とともにあるはずです。

生活環境は、家や建築、道路や河川や公園のような人間の手によってつくられた、あるいは人間の手が加えられたモノによってできています。

そうしたモノによってつくられた、生活環境は、持続的にそこに存在して私たちの一生よりも長くそこにあり続けるからこそ、それがひとつの景観として共同体的な記憶になっているのだと思います。

それが津波によって一瞬にして失われてしまった。

共同体的な記憶が失われてしまったのです。

それはたんに自然災害ではないと思います。

人間の手によってつくられるそのモノは、
共同体的な記憶であるという意識とともにつくられてきたのか。

そのつくる側の理論に欠陥があったのだと思います。

戦後日本の開発の理論は、その場所に固有の景観を大切にするよりも、むしろ標準化を開発のその尺度にしました。

日本中を一律な風景にして地域格差をなくすという名目だったのだと思いますが、たしかに成長経済のためには極めて有効だったと思います。

そのためにひな壇上に山を造成して、駅前を区画整理して、商業地域をつくって、あるいはディベロッパーがマンションをつくる。

ミニ開発してそこにハウスメーカーが住宅をつくる。
そういう開発の仕方をしてきました。

今回の被災地の多くがそういう形式でつくられた場所だったのではないかと思います。

私たち建築家には責任があると思います。

その場所固有の風景を壊す側にいたのではないか。

そういう意味での責任です。

景観を大切にするという意味が表層的に表面を取り繕うおうとするような意味になってしまった。

その責任は計画する側の責任だと思います。

景観よりも経済復興だという意見はこれからもますます強くなると思います。

また同じことを繰り返すのか、それともいままでとはまったく異なる理論で私たちの住む場所について考えるのか、本質的な意味でそれが問われているように思います。




このたびの総選挙票集めのため、住宅エコポイントがまたバラまかれるようですので、同じことを繰り返すんでしょうねぇ。

経済のために真綿で自分たちの首を絞め続けられるのも、いつか限界がくる。

それは私たちが生きているうちなのかどうか・・・・

なんてことを思ってしまいます。

変わらない行政だけれど、誰かが変わるのをアテにせず、まず自分から変わる。

できることから少しずつ、ですネ!


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この記事へのコメント

1. Posted by 元単身赴任のYH   2014年11月24日 14:20
こんにちは。

どの駅で降りても、駅前の風景はあまり変わらないってあります。
標準化は、お金の面では効率的ですが、没個性ですよね。
なるほど〜と思いながら読んでおりました。
2. Posted by ビルダーナース   2014年11月25日 17:06
>元単身赴任のYHさんへ

たしかに、全国駅前の風景に大きな違いはないですよね。

首都圏から広島に越しても、規模が変わっただけでお店はチェーン店が多いし、そう景色が変わるわけではないから、違和感なく住めるんでしょうけど。。。。

安心するような、つまらないような、なんともいえない感じです(-_-;)

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


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