2012年08月16日

イギリスとフランスの住宅基本法について

少子高齢化時代の住宅市場
少子高齢化時代の住宅市場
クチコミを見る
前回ご紹介したこちらの本から、今回はイギリスとフランスの住宅基本法についてです。

 

イギリスの住宅基本法制

イギリスにおいては、産業革命後、労働者が劣悪な居住環境に行かれるという問題が発生した。

1848年には、コレラの大流行などを受け都市の衛生を確保する目的で「公衆衛生法」が制定され、1851年にはシャフツベリー卿の提案により、世界初の住居法である「シャフツベリー法」が制定された。

これにより労働者のモデル住宅の公的供給が行われた。

1945年以降は、政権ごとに「住居法」が制定されている。

イギリスでは、第2次世界大戦後、住宅不足に対応するため大量の公営賃貸住宅建設が進められ、福祉国家路線に基づいた住宅政策が行われてきた。

1945年から78年までの住宅建設の6割近くが公営賃貸住宅であった。

しかしこうした方針は、60年代後半になると財政難から次第に行き詰まり、79年サッチャー政権になると、「小さな政府」の実現を目標に、これまでの住宅政策が抜本的に見直され、公営賃貸住宅の払い下げなど、持ち家取得を促進する方向に変えられた。

近年の住宅政策の方針としては、2000年の住宅政策に関するグリーンペーパーで、アフォーダブル住宅の供給、ホームレス対策が示されている。

 

フランスの住宅基本法制

フランスでは第2次世界大戦後、住宅不足解消のため、社会住宅(公共賃貸住宅)の供給のほか、民間住宅の供給促進のため、新しく建設される賃貸住宅の家賃の自由化を、入居者を支援するための住宅手当の創設が行われた。

後者の政策は後述の「人への支援」の先駆けといえるものであったが、結果として大きな効果はもたらさず(わずかに高級賃貸住宅の建設が進んだ程度)、このため社会住宅の供給が大量に行われた。

しかし1970年代に入ると社会住宅の供給が財政を圧迫するようになり、また、社会住宅で所得による入居区分が設定されていたため住宅によって階層が分化が進んだこと、新設の社会住宅は家賃が割高で本当に必要とする人が入居できないなどの問題を解決するため、77年には、社会住宅供給から持ち家政策へと住宅政策の重点をシフトするとともに、住宅費の対人助成制度が導入された。

この制度は、前述のアメリカの家賃補助の考え方と共通した要素を持っており、住宅について政府が直接建設する「石への援助」から、居住者を支援する「人への支援」に転換するものであった。

人への援助は、所得に対し助成額を調整しやすく、階層分化も防げるメリットがあった。

しかしその後、80年代に入ると、高失業率を背景に、低家賃の民間賃貸住宅や社会住宅にも入居困難な住宅困窮者が増加するようになった。

このため、住宅政策の見直しが迫られ、90年代に「住宅に居住する権利」を国民の権利として保障する「ベッソン法」が制定された。

これがフランスの住宅政策の理念となっており、これにより、住宅困窮者への施策強化が図られた。

また社会住宅については、すべての都市自治体に一定比率(ストックの20%)確保が義務付けられた。

 

前回のアメリカもですが、住宅の不足という状況に陥ったのはイギリスもフランスも時期が違えど共通してますね。

次回はドイツの紹介です。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
☆こっそりメッセージを送ってくださる方はこちらからお願いします☆


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




人口減少、空き家の増加、職人不足などなど業界を取り巻く環境は明るくはありません。

だからこそ、スピリチュアルな視点でのサポートを通じ、心のあり方が自分を取り巻く環境を変えていけることを、一人でも多くの方に体感いただきたいなと思います。


このブログで、私のサポートを必要としている方とのご縁がありますように☆

詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

ご連絡はこちらをクリック!
メールはこちらから
Twitterでフォローしてね
Skypeでナースコール♪
工務店コミュニティの案内
「自立する工務店の会」は、ラブ&オープンの精神で同じ志を持つ仲間が集まり、絆を深め情報を交換し、それを実践しながら共に成長することを目指します!!
私もこの活動を応援しています。費用はかかりません。愛が活動の源です。 活動がブログからFacebookへと移行しました。仲間の輪に加わりたい方は、個別にご連絡くださいませ。
住宅リフォーム補助金・支援検索
全国地図から自分の住む市町村別補助金・支援情報が簡単に検索できます。


空き家でお困りの方へ
空き家の管理でお困りの方、リフォームや片づけを検討されている方は「一般社団法人すまいづくりまちづくりセンター連合会」へ。

相談窓口検索サイトでは、地方公共団体等が実施している相談窓口の情報を検索できます。

※情報提供元:空き家に関する相談窓口を持つ各都道府県の地方公共団体等
コメントありがとう☆
住宅系書籍の案内
聞いてね!音声ブログ
音声ブログもやってます。こちらも日々のお仕事にお役立てください☆


バナーをクリックしてネ♪

広島県の天気