2011年05月10日

可能性に賭ける気持ちを理解できないと、元請としては厳しいです

ときおり、「この工務店さん、感覚がズレズレだな」と感じることがあります。

 

家は完成品ではないのに、完成品を売る感覚で話をされる場合、特にそう感じます。

 

工場生産品のような完成品であれば、誰がそれを販売しようと商品の品質保証はありますが、住宅はそうもいきません。

 

これからお施主さまと一緒に造るとなれば、可能性に賭けてもらうことはできても、出来上がる前から品質を保証することは、実質不可能なんですよね。

 

その可能性に賭けてもらうということは、自分がどういう人間であるかを伝えないと、賭けてもらうに値するか判断いただくのは難しいでしょう。

 

だから技術や性能などの説明に終始して、それしか資料に書いてないようなパンフレットをみせられ、「どう思いますか?」と聞かれても、そもそも感覚がズレてるんで、アドバイスしてもわからないだろうなぁ、と思うのです。

 

人間性を伝えたほうが良いとアドバイスしようにも、これまた言ってすぐわかるようなことでもないし。

 

 

結婚に例えてみましょう。

相手の条件が良くても、条件だけで結婚を決める人はほとんどいないですよね。

 

これから共に長きに渡って一緒に暮らすわけだから、その長い間に何が起こるかわからないけれど、この人となら幸せになれるかもと、その可能性に賭けるんです。

 

何十年後にどうなるか、現時点でその結果はわからないのだから、賭けるしかない。

 

家づくりもこれと同じようなものかもしれません。

 

現時点で完成してないものに対して、お客さまにどうするか判断してもらうのだから、それは「販売」じゃなくていわば「賭け」。

 

「販売」という感覚は完成品に対してするものであって、未完のものには「契約」という表現にもなりますしね。

 

なので、ズレてる人に私は心の中で、「小売りと同じ感覚で「販売」がしたいのだったら、「販売」ができる商品を選んでしたほうがいいのに、、、」と伝えます。

(あまりハッキリ言って嫌な思いをさせてもしょうがないので、対面上では言えませんが・・・・)

 

「販売」できないものを無理に「販売」しようとする感覚がそもそもおかしいし、それはスタート地点が間違ってるから、当然ゴールまでいったら、さらにズレるでしょう。

 

 

始めよければ半ばもよし、終わりよければすべてよし、です。

 

ものごとは始めが肝心ですよね。

その出発地点を間違えないように、自分がどこの地点から始めようとしているか、時々確認してみる習慣をつけましょう。

 

 

そしてお客さまに、自分への可能性に賭けてもらうのだから、それに値する人間であり続けようとする意志が大切。

 

品質を保証するという感覚のままだと、何か発生しても「直せばいいんでしょ」的な感覚に陥りがち。

 

相手が自分の可能性に賭けてくれてから、なにか発生したら、相手は「落胆」という感情をこちらに抱きます。

 

「落胆」したところに「直せばいいんでしょ」という態度で来られては、感情のシコリも発生することは避けられません。

 

よくあるクレームのもつれからオオゴトに発展するケースは、このへんに原因があることが多いようです。

 

クレーム処理の前に、「落胆」という気持ちにきちんと向きあうことが先決なのに、それを無視すると、感情がもつれてくるからです。

 

 

結論として、「可能性に賭ける」という気持ちがどういうものかわからない人に、家づくりという仕事は向いてないと私は思います。

 

お客さまからのこれは、ものすごく精神的プレッシャーにもなるし、励みにもなる。

 

その重圧に喜びを見出し、自分の成長へとつなげられないなら、家づくりの仕事はやめたほうがよいかもしれません。

 

腕の良し悪しも大事ですが、精神的にも成熟していないと、元請けとしてやっていくには厳しいでしょう。

 

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この記事へのコメント

1. Posted by imaik   2011年05月12日 09:19
師匠、おはようございます。

5/10のスカイプ会議は、ありがとうございました。

この部分ですよね↓

「精神的にも成熟していないと、元請けとしてやっていくには厳しいでしょう。」

 ↑ 本当にそう思います。そして、そうなっていきたいです。
2. Posted by ビルダーナース   2011年05月13日 23:00
>imaikさんへ

こちらこそ、先日のスカイプ懇親会にご参加いただきありがとうございました。

初めてのスカイプ体験でしたが、楽しんでいただけたようで良かったです。

imaikさんは精神的に成熟されているとお見受けします。
って私が言うのはおこがましいですが・・・・

いつも笑顔を絶やさない姿勢に、尊敬しております!

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


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