2010年08月05日

リフォームの打合せを進める際、どんな視点が求められるのか

定年前リフォーム (文春新書)
定年前リフォーム (文春新書)
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定年前リフォームというタイトルにそそられ、読んでみました。

 

主な活動の場所を会社から我が家に移すことになるその時、家の中に自分の居場所があると、確かな自信を持って言い切れるだろうか。

来るべきその日のため、何をどう準備したらいいのか、戸惑いと不安を抱いているのではないだろうか。

 

「家」は関わり方次第で、寝るだけの最高の「居場所」にもなる。

「家」で「誰」と「どう」暮らすかを考えることは、自分の新しい人生を計画することでもあるのだ。

 

造り手であるあなたも、定年前後のお客さまも、仕事をリタイアした後にどう人生を生きるか、働き盛りのときから考え準備している人は少ないかもしれません。

 

50代は家を見直すチャンス、そのキーワードは4つのFであるとこの本は教えてくれています。

 

家族(FAMILY)との関係を見直す

どういう生き方をしたいか将来(FURTURE)を考える

安心して老いていける土台(FOUNDATION)をつくる

親世代の失敗(FAILURE)を活かす

 

このようなこと、日頃考えていらっしゃいますか??

 

まず造り手のあなたが自分のことを考えておかないと、お客さまにこのようなことを考えましょうとは言いにくいですから、ご自身を振り返っておいてくださいね〜

 

事例もたくさん書かれていて、その全てがとても参考になる本なのでぜひ読んでほしいです。

 

中でも造り手自身がドキッとするであろう、ことこんな一文がありました。

 

夫婦仲が冷え切っているとか、離婚したくてもできないなどのネガティブな関係ではない「個別同居」の夫婦は近頃増加傾向にある。

寿命が延びた現代、50年以上を他人同士が一緒に生活していくわけだ。

夫婦の関係や距離感も、新婚時代、子育て期間、50歳前後の更年期を境とした心身の変化の時期、そして老年期とさまざまに変化していくのは自然な成りゆきであろう。

これまでそれが表面化しなかったのは、女性たちが精神的、肉体的に夫と距離を置きたいという本音を隠していただけの話なのである。

 

建築家という立場で施主と話をしていても、この距離感についてはなかなか把握しにくい。

何回か間取り全体の打合せをしたのちに、夫が席を立った隙にタイミングを見計らって、こちらから水を向けてみると、「本当は、夫とべったり暮らすのは気詰まりなんです・・・・・」

と妻が切り出すようなことは珍しくない。

 

後半の人生を夫と妻が暮らすにあたって、寝室に限らず衣食住すべてをお互いに相手に任せず、自分の生活のこととして主体的に関わっていけるよう、自分がまず変わらなければならない。

それは、リタイア後の新しい夫婦関係や、どう人生に向き合うかということにも大きく影響する問題なのである。

 

女性の私は「そうそう、だよねー」と頷きながら大きく共感できたのですが、実際にこうしたケースを目の前にした場合、お客さまと話の進め方は、とても難しいだろうと思います。

 

物理的に工事をしてリフォームすることは、難しくないでしょう。

ですが、ご夫婦が今後どういう暮らしを望まれ、お互いにどこまで話し合いがなされているか汲み取るのは、男性には難しい気がします。

 

子育て世代の新築の打合せの方が、まだ気が楽かも。。。

 

お客さまの年齢が上がれば上がるほど、対応する造り手側にも女性の視点が必要だろうなぁ。

と、この本を読んで深く考えさえられました。

 


リフォームの打合せを進める際、どんな視点が求められるのか研究する意味でも、ご一読あれ!


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この記事へのコメント

1. Posted by haracyu   2010年08月05日 09:39
昨日打ち合わせしたご夫婦に「居心地の良いリビングにして下さい」とお願いされ、すかさず私はこう言いました。「ご夫婦仲が良い事が一番居心地のいいリビングになりますよ」と。(笑)するとそのご夫婦は「あははははは」と笑っておられました。

いくら100万円する床材を使用してもそれを生かすも生かさないのも住人次第です。

幸いにも昨日のご夫婦は仲が良いので、居心地の良いリビングになること間違いなしです(笑)
2. Posted by 次郎   2010年08月05日 19:03
ナースさんこんにちは。

いろいろ納得させていただくことばかりです。

3. Posted by ビルダーナース   2010年08月05日 21:43
>haracyuさんへ

>>いくら100万円する床材を使用してもそれを生かすも生かさないのも住人次第です。

そーです、その通り!
でもそれをなかなか言えない造り手は多いですけどね。

どんな住まいだろうと、まずはそこに住む家族の関係がどうなのか、ここを見つめることが重要ですよね。

そこに切り込むには、自分が家族とどういう関係を築いてきたか、努力をしてきたかが問われます。

それをわかっているharacyuさんのような造り手が増えてほしいなぁ。
4. Posted by ビルダーナース   2010年08月05日 21:46
>次郎さんへ

納得いただけ嬉しいです♪

私はこのブログを通し色んな問いかけをすることで、造り手の方々に自分と向き合ってほしいと願ってます。

ぜひ日々の仕事の合間にでも、色々お考えくださいませ。
5. Posted by 元単身赴任のYH   2010年08月06日 08:20
おはようございます。

目的というか、ライフスタイルを考えてからリフォームプランを立てるということですね。
納得です〜。
うちも子供が3年もするといなくなりそうです。そのあと、どのように暮らすか。
考えておかないといけませんね。
ありがとうございます。

ポチッ
6. Posted by テクノデータハウス森田   2010年08月06日 09:14
そういった意味で、長期優良住宅の中にも盛り込まれているんでしょうね。

7. Posted by ビルダーナース   2010年08月06日 22:05
>元単身赴任のYHさんへ

そうそう、ライフスタイルプランをご家族内で話し合ってからリフォームされるといいですね。

そして造り手はその話し合った結果から、プロのアドバイスを加えた提案ができるといいですよね。

YHさんの住まいを手がけた工務店さんは頼りがいのある方だと思うので、これからも安心ですね。
8. Posted by ビルダーナース   2010年08月06日 22:08
>テクノデータハウス 森田さんへ

ですね。
長期優良は住宅履歴で仕組み的にサポートしてくれます。
ですが仕組みだけは補えないところ、そこに住む人がそれぞれの人生を考える。
これは造り手もお手本を示さないといけないところだと思います。

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




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