2010年07月17日

自動車に「車検」、家にも「家検」が大切

清家清さんの本を読んでいたら、「家検」という表現が出てきました。

読んでみたらなるほどなぁ、と納得。

住まい手にメンテナンスを意識してもらうには、「家検」と表現して広めてもいいかもしれませんね。

 

車検と同じように、家を所有するなら「家検」はするもの。

そんな認識を広めていくことも、造り手の役割かもしれません。

 

自動車に「車検」、家にも「家検」が大切

 

さて、昔は1年に1回は必ずしも大掃除したものだが、いまは適当にすませてしまうことが多いようだ。
しかし、家を長持ちさせるためには、
ぜひ大掃除をしたいものである。
かつては、洗う、磨く、取り替える、が大掃除の原則であった。
格子の桟が拭き細れているというのは、
働き者の主婦がいるというシンボルでもあった。
格子戸、柱、障子の桟などは水洗いやアク洗い、廊下、
階段板などはヌカぶきであった。
障子紙や畳表など毎年取り替えた。
女房とタタミは新しいほど良いという悪い言葉もある。
しかし、最近は新建材をいろいろ用いるようになったため、洗う、
磨くにしても、材質によって手入れの仕方がちがってきた。

最近、内装によく使われるいわゆるクロスは、材質によって紙、
布、ビニールなどの合成樹脂系のものがあるが、このうち水拭きできるの はビニールクロスぐらいだろう。
ほかは羽ぼうきなどでこまめにほこりを払い落とすしかない。
ところが羽ぼうきやはたきをかけると静電気を起ってますますゴミ
がつく。
天井板も合板を使うことが多いため、アク洗いすると、
はがれてしまったりで困ることがある。

案外忘れがちなのが雨どいの掃除である。
雨が降ってから樋がつまっているのに気づくが、
晴れるとまた忘れてしまう。
屋根瓦なども気づいたら点検しておく、
台風が来てからでは遅いこともある。

西洋のものは、建築物でも部屋の内外、
さらに家具でも修理したりペイントを塗り替えて手入れをすると新品同様になる。
西洋人はこまめにそうした住まいの見方を身につけているらしい。
船のペンキ塗りがよい見本。
明治時代、日の丸を掲げた日本の船でも英・
米人の船長が多かった。
彼らは寄航するたびに徹底的にペンキ塗りをやらせた。
その結果、きれいになるし、船体がたいへん長持ちしたという。
別に西洋人のやり方が優れているというわけでもないが、
見習うべきところは、どしどし取り入れるほうがよい。

掃除ばかりでなく、家の機能の点検も大切だ。
いつも動かしているわけだから、
最初にガタがくるのは建具である。
その次にダメになるのはパイピング。
配管にコレステロールがたまるのである。
腐敗物がたまって致命的なことに至ることもある。
年に一度の点検とちょっとした修理をおこたると、
素人仕事では直らないほど家の老朽化は進むことが多い。
気密性のよくなった新建材/
新工法の建築では土台にナミダ茸やカビが生えて腐っていることがある。
断熱材や結露の水を吸って膨れ上がっていることもある。
クギがボロボロに錆びて折角のツーバイフォーも効果がなくなって
いた例もある。
最近はシロアリの害が暖房で北上、東北でも被害が目立ってきた。

自動車には車検があるのだから、
住まいにも家検ぐらいはあってもいいように私は思うのだ。
公共建築の場合、建築士の定期的な検査・報告義務がついている。
一般住宅でもそれぐらいの配慮があってよいと思う。
定期的な検査が長持ちの秘訣となるはずだ。


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この記事へのコメント

1. Posted by 元単身赴任のYH   2010年07月18日 08:03
おはようございます。

いいお話でした!
定期的に掃除をしないといけないと思っていたので、良いきっかけになりました。
今日はこの後、芝刈り機を買いに行って来ます!

ポチッ
2. Posted by ビルダーナース   2010年07月18日 23:09
>元単身赴任のYHさんへ

そうなんですね。
ぜひ定期的にお手入れをされ、住まいを長持ちさせてくださいませ。
きちんと手入れをすれば、ゆうに50年は住めると思いますよぉ。

いずれ住宅の資産価値の測り方も改善されるでしょうから、その時は築年数だけではなく、手入れ度合いも評価に加わるはずです。

そうなるように私たちも尽力しますので、オーナー様もお手入れしっかりお願いしま〜す。
3. Posted by ワイズアート山原   2010年07月19日 12:09
私は内装の仕事なんですが、確かにビニールクロスは手入れが簡単なんですけど、布やら紙クロスなんかは難しいでしょうね。
今はビニールクロスが主流ですが、3年くらい前には布クロスも多かったんで今住んでる方は手入れが大変でしょうね。
4. Posted by w   2010年07月19日 18:32
子どもの頃に住んでいた家は、年に1回の大掃除の日は、畳はもちろん、床板もめくって害虫駆除の薬を散布する日でもありました。
近所中が同じ日に行なって、どこの家もにぎやかでしたね〜。
5. Posted by ビルダーナース   2010年07月20日 00:10
>ワイズアート山原さんへ

ビニールクロスって確かに掃除は楽ですよね。
でも楽なことばかり優先して本物をしらなくなっていくのは怖いなぁと思います。
大人が普通に暮らす分には壁はそれほど汚れないので、塗り壁にしたいですなぁ。
賃貸だとそういう物件は少ないので残念です・・・
6. Posted by ビルダーナース   2010年07月20日 00:13
>Wさんへ

それは賑やかでいいですねぇ。
今は大掃除も日にちが分散しているのか、そういう賑わいも街から聞こえなくなっていますよねぇ。
日頃の掃除も大事ですが、みんなでわいわいしながら掃除するのも楽しいだろうな。

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




人口減少、空き家の増加、職人不足などなど業界を取り巻く環境は明るくはありません。

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