2010年04月29日

住まい観を語るために その2

夫婦をゆがめる「間取り」 あなたの家に「家族の営み」はありますか?
夫婦をゆがめる「間取り」 あなたの家に「家族の営み」はありますか?
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前回ご紹介した建築家の横山さんが書かれた「夫婦をゆがめる「間取り」」には、子供部屋についても多く書かれてました。

 

 

少年犯罪に見る間取りのゆがみ

事件を生んだ子供部屋に共通している構造

子供部屋で親が知らない子どもになる

いつ、どんな子ども部屋を与えるか

住まいの中に秘密は必要か

子ども部屋に対する日本と欧米の考え方の違い

子ども部屋で一人で食事をする子ども

あなたの家に「家族の営み」はありますか?

高層階で育てられた子どもは、社会性が乏しくなる!?

子ども部屋には、親の意思を投影させる

 

目次だけ見てもこれだけあるので、子ども部屋についてお客さまと話される時には、大いに参考になると思います。

 

子ども部屋には、親の意思を投影させる」から一文を紹介しますね。

 

住宅への関心とは、自分たち家族の将来像や生き方、暮らし方をじっくりと考え、家選びの基準を定める行為をいうのであって、新聞の折り込みチラシを丹念に眺めたり、モデルハウスへ足を運ぶことばかりを意味しているのではありません。

つまり、「ハコ」として住まいを見る前に、家族の姿を見つめ直す行為こそが大切であり、そうした作業を省いてしまったのでは、いい住宅にも巡り合えないのです。

 

また仮に、夫婦が望む絶好の住宅を手に入れることができたとしても、家族同士のコミュニケーションをおろそかにしたり、明るく振舞うことが相手への思いやりでもあることを互いに理解していないのでは、家族の絆は保てません。

 

しかし、広く現実を見渡してみると、私たちの日常は妥協の連続です。

妥協なくしては息もつけないほどこの社会は窮屈で「諸事情」が複雑に絡み合ってます。

理想は遠く彼方にあり、追えば逃げるかのようです。

こうした窮屈感や閉塞感はどこから発生しているのでしょう。

狭い部屋からでしょうか

それとも密接な人間関係からなのでしょうか。

 

私が思うに、部屋の広さを槍玉にあげるのは、ことの本質を見失うばかりで賢明な発想ではないような気がします。

「起きて半畳、寝て一畳」とは古い言い回しですが、家族4人の暮らしに30畳のリビングは必要ありません。

子ども部屋に6畳というのはある種の迷信か強迫観念であって、合理的な計算に基づいた広さではないです

 

狭すぎる空間は確かに、暮らしを窮屈なものにしてしまいますが、広過ぎる空間はむしろ心を不安にさせます。

何より掃除が大変です。

 

最近は中学生の90%が個室を与えられ、小学校低学年ですら自分の部屋をもっているといわれています。

犯罪に走った少年たちの家庭は、いずれも経済的には恵まれており、過干渉、過保護、偏愛、教育熱心といった側面でも似通っています。

子どもも愛情もお金も注ぎ込めるだけ注ぐのが美徳とされ、「立派な親だ」と褒め称える風潮さえあります。

が、これらはどれも親の自己満足であって、子どもに必要な態度とは限りません。

 

親の自己満足は、子どもを甘やかしつつ過度な期待を背負わせるという矛盾を子どもに植え付けてしまいます。

偏食、自立の遅れ、無表情などはどれも過保護の影響でしょう。

節度のない要求や落ち着きのなさ、傲慢、わがままなどは甘やかしの結果です。

 

その一方で、子どもと接する機会が多い母親は、子育てノイローゼに悩み、果ては虐待へと発展する危険性をはらんでいます。

母親は子育ての責任を重圧と感じ、その重さに喘いでいます。

父親は経済力だけで家族を守ろうとするので、頭の中は仕事でいっぱいです。

愛情をほしがる子どもは親にあらゆる要求をして当たり前であり、触れ合いでそれを果たせない親は、愛情を部屋の広さや物に代行させてしまいます。

 

こうした悪循環は、「美徳」「立派」「豊か」などへの間違った認識から始まり、世間の風潮がそれを後押ししているのでしょう。

風潮に惑わされてはいけません。

 

 

いかがでしょう。

「どのくらいの広さがほしいですか?」みたいな質問をしていると、恥ずかしくなりそうですねぇ。

 

私も子ども部屋は、子どもに個室が欲しいという欲求が芽生えるまでは、与えないほうがいいと思います。

 

欲求が芽生える前に与えてしまうと、感謝もしなくなりますし、なにより欲求することを体験する時間を奪うことにもなるから。

大人になるまでの間に、色んな感情を経験しておかないと、感受性も育まれなくなりそうです。

 

 

空間のもたらす心理的な作用を語れる造り手のかたが、もっと増えてほしいと思います。

性能や構造などは、手段であって目的じゃないですもの。

今はまだ、手段を論じることばかりに目が向けられていますが、お客さまの目的を一緒に導き出した上で、手段を提案できる造り手が、真に求められているのですよね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

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この記事へのコメント

1. Posted by 単身赴任のYH   2010年04月30日 08:33
おはようございます。

今度の家には、子供部屋が2つあります。しかも2Fです。
「家を出る時と帰宅したときは、親にあいさつすること」
「自分で起床すること」
をルールにしようと思っております。
ちょっぴり不安なYHです。(笑)

ポチッ
2. Posted by ビルダーナース   2010年04月30日 20:35
>単身赴任のYHさんへ

ルールを決められたなら、安心ですね。

せっかくの子ども部屋ですから、お子さんの成長の手助けとなってほしいです。

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




人口減少、空き家の増加、職人不足などなど業界を取り巻く環境は明るくはありません。

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