2008年06月28日

感性情報を扱う産業としての心構え

ビジネス脳を磨く (日経プレミアシリーズ 6) (日経プレミアシリーズ 6)
感性=高次情報処理機能という定義の中の情報について、小阪先生は以下のように説明されています。

 

情報というのは大きく言って2つの角度から論じられる。

1つは工学的な角度で、ビットで表される“量”としての情報だ。

もう1つは自分にとって「意味あるもの」として受け取れたもの。

 

感性社会においては、すべては情報と感性のしわざであると見る。情報と聞くと、紙に書かれたものや何かのデータをイメージするかもしれないが、話す言葉も情報だし、目に映るものすべて情報である。

 

レストランを例にすると、まずは味が決め手であることは異論の余地がないだろう。これは味覚を通じて感性に訴える情報だ。視覚から感性に訴える情報としては、壁の色や照明、その他目に入るものすべて。聴覚から感性に訴える情報ではBGMが代表的だ。触覚から感性に訴える情報では椅子のすわり心地や肌触りなどもあるだろう。

そのすべては感性に訴える情報に還元される。人はすべてを情報として入力して処理し、「おいしいね」「いい店だなあ」と感じているのである。

これら人の感性に訴える情報を「感性情報」と呼ぶ。

そう、実は意識する、しないにかかわらず、私たちの周りには、すでに感性情報があふれかえっているのである。

 

だから感性という高次情報処理機能に対応できるビジネスとして育てなければいけない。

すべてのビジネスはこういう領域に突入している。

今や全てのビジネスは、情報と感性のしわざで動く時代なのだ。

その意味では、全てのビジネスは情報を扱う産業なのである。

 

住宅という物理的に目に見えるものを扱う仕事をしていると、技術的に目に見える結果を追いたくなりませんか?

例えば性能が最たるものかもしれません。

小阪先生の説明からもわかるように、技術的なことさえも、お客さんからすると情報の1つとして処理されるんですよね。

そしてそれがお客さんにとって意味があれば、有益な情報としてインプットされるのでしょう。

 

だから気をつけなければいけないのは、いくら数字で技術力を証明できたとしても、お客さんにとって意味がなければ、その情報は通り過ぎるだけ。

証明する前に、お客さんにとって意味があることをわかってもらう努力が必要になります。

いわゆる意味づけ、動機付けが大事。

 

いくら情報を発信し続けても、お客さんにとって意味を感じてもらわなければ徒労に終わります。

私たち住宅業界に身を置く者も、この業界は「情報産業」であることを充分意識しましょう。

そして扱う情報、発信する情報がお客さんにとって意味を感じてもらえるよう考えることです。

お客さんには何が必要だろうか?

どんなことを知りたいだろうか?

何がわかれば不安感を拭えるだろうか?

 

お客さんの立場に立って考える創造性。

感性情報を扱うには、この目線が必要ですし、また絶えず磨かねばならないと思います。

 

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この記事へのコメント

1. Posted by 岩根建築   2008年06月28日 10:42
毎月出している、ニュースレターの内容も、あまり意味のないないようばかりです。
お客さんの立場にたってまず考えて書いていかなければならないんですね。

2. Posted by haracyu   2008年06月28日 12:39
性能表示がいい例かもしれませんネ。
数値を示されても??って感じで、自動車に例えて燃費がいいんですよなんて説明しても、「そうなんですか・・・」程度ではその方の感性には響かないですからね。素通りですネ(笑)
20年30年経って「いい家だね」「あの人に頼んで良かったね」なんて感じていただける家つくりをしたいですね。ただ環境の変化はスピードを早めるばかりなので次世代省エネ基準を満たしている家や耐震等級が最高レベルを超える住宅を建てたとしても、30年後では果たしてどうなのか?予測がつきません。

200年住宅なんて言っているようですが、国は・・・・
3. Posted by gonsuke   2008年06月28日 13:27
本当にその通りですね。
だから、コンサルの某Iさんやナ○○さんのお世話になった方々は悲惨な目に合われておられますね。
彼らは現場とかけ離れたところから、事例を集めて販売しているだけ。
賢いユーザーの皆さんは、そんな熱のない冷めた情報に魅力を感じないのでしょうね。
同じような話をもうひとつ。ある本を紹介するサイトで「事例だけで答えがない」とこの本を評価している人がいましたが、もう一度根っこの部分を読み直して欲しいです。
4. Posted by ビルダーナース   2008年06月29日 00:39
>岩根建築

ニュースレターの内容は悪くないですから、自信をもってくださいね。
まずは発行し続けることが重要です。
内容は少しずつリニューアルを重ねていけば、時間と共にどんどん良くなりますから。
自分を否定しない、これも大事です。
傲慢になってはいけませんが、常に自分を自分で認めてあげてくださいね。
5. Posted by ビルダーナース   2008年06月29日 00:48
>haracyuさんへ

>>「あの人に頼んで良かったね」なんて感じていただける家つくり

まさにココですね。
頼んでよかった、頼まれたこちらも良かった、双方でずっとそう思える関係でいられたら最高です。

ご心配の通り現在の基準を満たしても、基準そのものがUPしていけば、当然数十年後には評価が同じでなくなると思います。
今は基準作りに懸命な国の施策も、この後は基準に税制を合わせるなどして、価値の決め方を整備するでしょう。
将来はわかりませんが、基準を明確に価値を決める方向ですので、現時点での基準クリアは重要な課題ではないでしょうか。
まずは基準ありき、がますます前提条件になると思います。
6. Posted by ビルダーナース   2008年06月29日 00:53
>gonsukeさんへ

コンサルの某Iさんやナ○○さんも大変な時代になりましたよね。
ノウハウだけの賞味期限が短くなっていることに気付いてないのかもしれません・・・

この本が「事例だけで答えがない」と言っても、何回も解答がない時代だと書かれているのにねぇ。
読んでいながらそんなことを言うとはギャグ?かな。。。
面白いこと言う人もいるもんだ。
7. Posted by アナタを180倍ハッピーにするぱぱ☆きんぐ   2008年06月29日 02:17
お客様視線を大切にする
創造性ですか…。

今はお客様の視線がいろいろと
変わるので王道となるものが
なかなかないのですが、
それでも何か訴えかけるものは
あると思っています♪

そのためにはいろいろと自分を磨いてお客様が大切にしているなにかを
見つけたいと思います!

応援ぽちっと!
8. Posted by tamirin   2008年06月29日 10:49
音楽は大切ですよね。。。
洋服売り場で幻滅することが多いです・・・
9. Posted by 単身赴任のYH   2008年06月30日 09:21
おはようございます。

情報は受け手にとって有益かどうかで、価値が決まりますよね。
「これ!いいですよ」
より
「あなたがいいと思うことは何ですか?」
が大切だな〜と思います。

今日もいい話でした!

ポチッ
10. Posted by ビルダーナース   2008年06月30日 09:42
>ぱぱ☆きんぐさんへ

そうですね、今はお客様の視線も色々だから大変ですよね。

自分軸を大切に、お客様視線の創造性を持てるよう、日々精進ですね。
結局は自分磨きなんだなぁ・・・

>tamirinさんへ

音楽は大事ですね。
意外に耳ってすぐ反応しますよね。
洋服売り場で幻滅・・・これはわかります。
11. Posted by ビルダーナース   2008年06月30日 09:45
>単身赴任のYHさんへ

そうですよね、「私が」ではなく、「あなたが」と、主語を変えて考えるだけでけっこう視点も変わりますよね。
自分をさておく、ことが今求められているのかもしれませんね。

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




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