2008年03月29日

相手が望む「適度な距離感」

「施主さまと友達づきあい等してはいけない。仲良くなり過ぎてはいけない。

例えば養豚場の豚に太郎君とか花子さんとか名前をつけて業者は出荷できますか?

ビジネスですから一線を引くこと」

 

と、住宅営業コンサルと称した人から指導を受けたと言っていたビルダーさんがいました。


営業=売ること と思いこみ、また売って終わりと短期間でしか物を見られないとこのような発想になるでしょうが、売って終わりじゃないのがこの商売。

竣工後の長いお付き合いを考えれば、仲良くなるのが良いとか悪いとか、二元論的に決めつけられるものではないでしょう。

 

そもそもどんな商売も、あるいは商売でなくとも相手あって関係は成り立つものですから、そこにはコミュニケーションが存在します。


コミュニケーションとは突き詰めれば「相手との適度な距離感を推し量り、その相手の快レベルにできるだけ互いが合わせようとし続ける」こと


人それぞれ、この「適度な距離感」は違います。そこには良いも悪いもありません。


例えば日に何回でも連絡し合う事が好きな人もいれば、年に数回近況を報告し合うだけが好きな人もいる。

自分がマメに連絡を取るのが好きだからと言って、そうでない相手にそれを望むのは「適度な距離感」を無視することになり、お互い不快になります。


自分が望む「適度な距離感」と、相手が望む「適度な距離感」はイコールにはほとんどならない、と思ったほうが良い。

 

だから自分はさて置き相手の「適度な距離感」を実現させてあげるしかないのです。


例えばお施主さんが友達のように仲良くしたいと思っているなら、その人の望むような距離感でお付き合いすれば良いのではないでしょうか?

逆にお施主さんがお客としてあなたと一線を引いた関係を望むなら、そうすれば良いと思います。

 

コミュニケーションで難しいのは、この相手が望む「適度な距離感」を推し量るところにあるのでは?


なぜなら空気を読むことを必要とするから。


これには多くの人とお付き合いして、実際に相手が望む「適度な距離感」を推測する経験も必要です。


日々の生活でそういうことを意識するかしないかでも習熟度は大きく変わるでしょうから、日常関わる全ての人に対して、相手の望む「適度な距離感」を推測する練習を始めることをおすすめします。


そして自分はさて置き、相手に合わせて付き合うよう心がけてください。

これは自分を捨てるとか、我慢するということではないですよ。

まずは自分が相手に合わす、そうしたら相手もこちらに合わしてくれるようになり、お互い気持ちよく付き合えるようになっていきます。

 

ビジネスだからどうの、というよりもコミュニケーションの基本として相手が望む「適度な距離感」を常に意識し、良好な付き合いを長く続ける、ことが人生そのものに必要な要素ではないでしょうか。


これが「親しき仲にも礼儀あり」ということにつながる作法でもあると思います。

 

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この記事へのコメント

1. Posted by ワンマン   2008年03月29日 11:49
この件は立場によって言い方見方が変わってきますね。
一線を引く・・なぁなぁによる「事故」を防ぐ意味もあります。しかし「親しみやすさ」に欠けビジネスライクの加減が人任せになり満足度を落とす原因にもなりかねません。
悪く捉えると「逃げ道を作っておく」ということにもなります。
距離感より「何があっても逃げない」という姿勢があれば解決できるような気がしますね。
私は自分の家族と担当者だった部下の家族そしてお客さん一家とハワイに行くぐらいですから、仕事の関係だけではこの仕事は面白くないと思っています・・・公私においてお金には潔癖であるということも大切です。
2. Posted by tatsuro   2008年03月29日 22:43
こんばんは。
空気を読んで、ビジネスは厳に、空気が変わればフレンドリー。
たまに机でしかめっつら。でも顔を上げたら笑顔を心掛けてます。
場を壊さないようにひょうきんになるのも、そうですかね。
常に相手をします。
3. Posted by ビルダーナース   2008年03月30日 10:50
>ワンマンさんへ

いつもありがとうございます。
今回は一線を引くことへの定義を言いたかったのではなく、その線引きは相手の望むようにひとまず合わせたらどうかと言いたかったのです。
自分がその線引きの方法をどう思うか主張するのは、ややもすると我を張ることにつながります。何が良いとか悪いとかはさて置き、まずは相手が何を望んでいるかを推し量るのもおもてなしではないでしょうか。そこに定義や良し悪しを持ち込んだら、ただのお仕着せになってしまいます。
世の中には色んな考えの人がいますから、判断はさて置きまずは相手を受け入れる。この訓練ができれば、人間関係のストレスはグンと軽減されるのではないでしょうか。
そんな思いで今回はこれを題材にしました。
4. Posted by ビルダーナース   2008年03月30日 10:55
>tatsuroさんへ

どんな場面も相手があって関係が成り立つので、その場に応じて色んな自分を演出できたら楽しいですね。
ジョークやひょうきんさは、場を和ませる重要な演出だと思います。
臨機応変にそうした技を出せるよう、ジョークも日頃の磨き方が必要かもしれませんね。
5. Posted by 山際   2008年03月30日 17:27
金曜日は色々とアドバイス頂きそありがとうございました。
ビルダーナース様のブログはよく拝見しています。内容はもちろん良いのですが、全体に流れている甘えを許さぬ厳しさのようなものにドキりとする事がよくあり、話していても緊張してしまいました。今後ともよろしくお願いいたします。
6. Posted by gonsuke   2008年03月30日 17:52
要するに、この発想は「生産性の向上」のための話。「今月契約」に持ち込まなければ・・という営業が、親しくなれば先方ペースで進めなくてはならなくなるからだと思います。でも、時代は薄利多売型、棟数追うビジネスではないのです。より親しくなり、クチコミ型の方がやってて楽しいですから。
7. Posted by ビルダーナース   2008年03月30日 22:41
>山際さんへ

先日は緊張させてしまいましたか。それは気を使わせてしまって申し訳なかったです。
よく怖いって言われるんですよ。
確かに私には「甘えを許さぬ厳しさ」があると思います。それが良いところでもあり、怖いと思われる所以なのでしょうか。
山際さんのように真摯に取り組んでらっしゃる方には噛み付きませんから安全です(笑)これに懲りずにこちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いしますネ。
8. Posted by ビルダーナース   2008年03月30日 22:45
>gonsukeさんへ

目先の「生産性の向上」を追っても、後が怖いってことをわからないから、そういう発想になるんでしょうね。どうせなら短期的と長期的、両方の方法を試して結論付ければ良いのになぁと思います。片方しか試さず「これしかない」と方針を決めつけるのは危険ですよね。
って、もうそろそろヤバイか・・・。
9. Posted by 馬渕@しあわせデザイン   2008年03月31日 11:17
家づくりは、「建てたら終わり」じゃなく、建ててからこそ、お客様は、その家と長い付き合いが始まります。

 そこにこそ、地元に根を張る工務店の良さと強さが発揮されるべきたと思います。

 一方、以前、日経ホームビルダーの調査で、新築時の工務店にリフォームを頼む率は、非常に低い(確か3割程度)という結果がありましたから、工務店側のその後の付き合いの低さが、見てとれます。

 そういう意味では、工務店は、何十年と施主と付き合うと言う気持で、コミュニケーションを図って欲しいと思いますね。

 ビジネスの観点からみると、住宅業界には、「建築コミニュケーション」を学ぶ教育システムが必要ではないかと、思っています。(実は、もう、プランニング中だったりして…笑)
10. Posted by ビルダーナース   2008年03月31日 23:25
>馬渕@しあわせデザインさんへ

新築時の工務店にリフォームを頼む率が3割なんて、いかに建ててからの付き合いを大事にしてこなかったか、よくわかりますね。
私も「何十年と施主と付き合うと言う気持ち」をビルダーさんにもっと持ってほしいです。それが当然のようにできたら、大きい工事でなくとも、途切れなくなにかしら仕事は継続して回るはずですから。

「建築コミニュケーション」を学ぶ教育システムっていうのも良いですね!
プランニング中でしたらぜひジョイントさせてほしいです。今後はこちら方面に私ももっと力を入れていきたいですので。
11. Posted by 馬渕@しあわせデザイン   2008年04月01日 00:22
新しいジョイントのテーマが増えましたね!(^_^)v

*「コミュニケーション」ではなく、「コミニュケーション」でした。間違えたままコピーしてしまいました。訂正します。m(__)m
12. Posted by ビルダーナース   2008年04月01日 09:35
>馬渕@しあわせデザインさんへ

馬渕さんとは色んな方面でジョイントさせてもらいたいです☆
よろしくお願いしま〜す。

訂正もわざわざありがとうございました!

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ビルダーナースです
アラフォー女子。
A型。かに座。7月11日生まれ。
千葉市花見川区育ち。千葉→東京→千葉→名古屋→広島と移動し、現在は広島市在住。双子の片割れ(兄)がいます。

趣味は家事、映画、読書、散歩、人間観察。


技術屋で建築家の社長と2人で地場ビルダーを立ち上げた経験あり。


立ち上げ当初は業績も順調でしたが、3年目に大きな壁にぶつかりました。

この時、技術力やデザイン力だけではなく、PRやマーケティングを真剣に考えるようになりました。そこで主にHPで集客するスベを身に着け、金なし、地縁なし、営業マンなしで、なんとか受注できるようになりました。


得意なことは集客デザイン。そのためのHP制作やチラシ・カタログ・パンフレットの企画、制作・マーケティング施策の企画。コーチングを通してその施策を継続できるようサポートすること。


現在は工務店・ビルダー・職人・設計士さんのコンサルティングやコーチング、執筆活動などを通じて地場でがんばる方々を実務面とスピリチュアルな面から支援しています。


テクニックやスキルも大事ですが、心のあり方も大きく経営には影響します。


どうやって心を整えていけば良いかも、コーチングなどではお話させてもらうことが増えました。




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